髪質改善・酸熱トリートメント・水素トリートメント。結局何が良いの?ヘアケアマイスターが解説。
2023/02/22
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ここ最近よく耳にする、【髪質改善】【酸熱トリートメント】【水素トリートメント】。
様々な種類があるなか、結局どれが髪に良いのか分からないとの声が多いので、詳しく解説していきたいと思います。
ここから説明します。
【髪質改善】や【酸熱トリートメント】とは、皆さんがこれまでにされてきたシステムトリートメントとは全くの別物です。
え?現状維持?じゃあ今まで美容室でやってたトリートメントは意味なかったの?!髪の毛の調子良くなってたけど?!
大丈夫です。落ち着いて下さい。
確かにシステムトリートメントをすると髪の毛の調子は良くなります。それは紛れもない事実です。ただ、それが髪の毛にどういう作用が働いていたかを知る必要があります。
一般的なトリートメントは、修復・補修といったワードが多く使われますが、それはどういう事かと言いますと、髪の毛の内部にあるタンパク質と似たような類似成分を入れ込んで、それを外側から蓋をします。そうする事によって、髪の毛の弾力が戻ったり、手触りが向上されるわけです。
ただ!!
髪の毛というのはあくまで死んでいる細胞です。自分の力で治っていくことはありません。という事は、先ほどトリートメントをした髪の毛の蓋がとれていくとどうなるでしょうか?もちろん、トリートメントをする前の状態に戻っていく訳ですから、また髪の毛の内部から栄養成分が流出します。
しかし、トリートメントで髪の毛にに類似的な栄養を入れているので、そちらが身代りとなってくれます。なので、この蓋が外れる→トリートメント成分が身代りとなって流出→元の状態に戻っていく。
というサイクルです。なので、一般的なトリートメントの持続力が2週間~2カ月と感じる方が多い理由は、このサイクルが答えなのです。
じゃあトリートメントしても元通りになるんだったら、やらなくていいじゃん。
それは大きな間違いです!!
髪の毛は毎日様々なダメージ原因にさらされています。
シャンプー、ドライヤー、アイロン、コテ、摩擦、冷房・暖房、紫外線、、、挙げだすときりがありません。それらから守るためにも、トリートメントを続ける事は非常に重要ですし、ご自宅でのケアもかなり大事になってきます。
では、前置きが長くなりましたが、【髪質改善】や【酸熱トリートメント】について書いていきます。
ここでも書いていきますが、髪質改善・酸熱トリートメントについて詳しく書いた記事がこちらです。
まず、現在日本の美容室で行われている【髪質改善】や【酸熱トリートメント】は、お客様にはトリートメントのイメージが先行していますが、実際は『限りなく薬剤に近い』トリートメントです。
なので先ほど書いたように、髪の毛につけたら良い感じになるんでしょ?的な軽い気持ちで行うと事故が起きます。
限りなく薬剤に近い物質をお客様の髪の毛につける訳ですから、ある程度の(ある程度ではダメなんですけれど)技術力・経験・知識(ここがかなり大事)になってきます。
今までのトリートメントは入れて蓋をするだけですが(そうでないトリートメントもあります)【髪質改善】や【酸熱トリートメント】、【ケラチントリートメント】等は、髪の毛の内部で化学的な反応を起こす事によってトリートメント効果を出していく物がほとんどです。
なので、【髪質改善】をやって傷んだ。【酸熱トリートメント】をしたが効果をあまり感じない。そういった声もネットにチラホラ見つけます。
おそらく、そのケースは担当した美容師さんが技術力・経験・知識のどれかが足りていなくて、良い効果を実感出来なかったのではないかと推測します。
なぜそんなに難しいかというと、簡単に言えば『今までになかったトリートメントだから』という答えが一番シンプルな答えかも知れません。
2010年代頃に海外で流行りだしたトリートメントがベースで、それが日本に遅れて入ってきました。
現在行われている【髪質改善】【酸熱トリートメント】が全国で流通してきたのも、ここ数年の間の話です。
さらに言えば、【髪質改善】【酸熱トリートメント】で使用されている成分が、なぜ髪の毛にいいかというのも、まだ解明されていない事の方が多いのです。世界中の化学者や研究者、メーカーでもまだ解明していないのですから、失敗する美容師さんがいるのも納得は出来ます。もちろん、勉強して知識もあり、技術・経験がある美容師さんが行えばメリットだらけのトリートメント効果を実感出来るので、その辺りはご安心ください。
表面にほわほわ浮いてくる髪の毛があるタイプの方なら、そちらは改善効果は高いです。ただし、うねるようなクセのタイプの方はそれを伸ばす効果は無いので縮毛矯正をおススメします。
持続力も今までのトリートメントとは違い、髪の毛の内部で化学的な反応をおこして定着させるので、3ヵ月ほど効果実感が続いたという方もいらっしゃいます。
基本的にメリットだらけです。
・髪の毛のツヤがでる
・おさまりが良くなる
・切れ毛・枝毛が減る
・手触りが良くなる
ただ、薬剤に近い分デメリットも勿論あります。
・まれに髪の毛を濡らした際に独特な臭いがでるケースがある
・カラーとの相性が悪い物が多く、色落ちしたり、色が濁ったりするケースもある
ここ数年で【髪質改善】が流行してきていますが、その中には今までのトリートメントを【髪質改善トリートメント】と言っている方もいらっしゃいますし、縮毛矯正をかなりやさしくかける事を【髪質改善縮毛矯正】など、様々な形で【髪質改善】というワードが使われてきました。
なぜそこまでバラバラで統一感がないのか?
それは定義が無いからです。言ったもん勝ちなのです(笑)なので知識がない美容師さん達が髪質改善と言ってお客様に施術するから様々な問題が起こるわけですね。ですがちゃんと知識がある方なら次のワードは理解出来ているはずです。
ここが【髪質改善】のポイントです。
現在日本だけではなく、世界でも【髪質改善】目的で行われているトリートメントの主成分がこの酸トリートメントです。髪の毛の類似成分ではなく、髪の毛内部の物質と化学的に結び合って定着します。現在日本で流通している代表的な酸トリートメントは、グリオキシル酸やレブリン酸などです。
未だに水素トリートメントという言葉やメニューを耳にしますが、すいません。僕の知識の範囲では水素が髪に良いなんて事はありません。(僕の勉強不足かもしれないので、理論的に話せる人がいらっしゃいましたら教えて下さい。)
あくまで僕の考えですが、先ほど述べた【酸トリートメント】。
こちらはいわゆるphが7.0以下の酸性なんですね。でもって、phの酸性やアルカリ性って、水素イオン濃度というもので決まるんですよ。
ちなみに酸性は水素イオン濃度が増えていけばどんどん酸性になっていき、減っていけばどんどんアルカリ性になっていきます。
つまり、酸トリートメント(酸性)を違う言葉で言い表したものが、【水素トリートメント】という形で、一般の方に分かりやすい言葉に変換されているだけではないのかな?と僕は思います。ので、水素トリートメントってどうなの?って質問をされても正直答えられません(笑)
2019年11月現在だと、日本の美容室で主流に使われている酸熱トリートメントは主に、グリオキシル酸やレブリン酸かなと思います。それらの酸トリートメントはどういう効果があるかというと、髪の毛に塗布してから時間をおいて放置。その後水洗して、乾かします。
そして最後にアイロンをいれて髪の毛の水分を抜くのですが(ここで熱をいれるので酸熱トリートメントと呼ばれています)、その脱水の際に酸トリートメントが髪の毛の内部で新しい結合を作り、髪の毛を健康毛に近づけます。
【酸トリートメント】を使用して、これらの一連の施術工程を踏まえたのが【酸熱トリートメント】です。
最近では美容師さんがInstagramで発信する投稿も多くなってきたので、お客様でも【酸熱トリートメント】の施術の流れを把握している方も増えてきているなという印象を感じています。
酸熱トリートメントもまだまだ不明点が多い中、各メーカーさんの努力でどんどん改善が進み、薬剤が進化してきています。グリオキシル酸主体だった酸トリートメントもいまでは多数の酸トリートメントが使われるようになってきました。
その中でも【ケラチントリートメント】が話題になりそうな気がしています。
今の時代に【ケラチントリートメント】?それって時代遅れでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、従来の【ケラチントリートメント】とは違い、進化版のケラチントリートメントもでてきています。
簡単にいうと、今までのケラチントリートメントはケラチン(タンパク質・髪の毛の類似成分)を入れて蓋をして補修効果を出していたのですが、最近のケラチントリートメントは、酸トリートメントのような効果もあわせながら内部に留まる(毛髪内部に結合する)効果が高い物もあるので、昔のケラチントリートメントに比べると補修効果・持続性共に機能がかなりアップしています。
こちらは酸熱トリートメントではなく、あえて【酸熱系】トリートメントと表記しています。
2020年から酸熱トリートメントが主流になってきて、トリートメントの種類も確実に増えてきます。その中でどう棲み分けをするかという所でこの【酸熱系トリートメント】というワードが出てきました。
詳しくは美容師さん向けにはなりますが、業界誌『経営とサイエンス』10月号にて、僕も所属している弊社MINXのケミカルチーム『S-pro』で検証した記事が約30ページにわたり掲載されているので、よければご覧ください。
新美容出版株式会社 『経営とサイエンス』10月号
簡単にお伝えすると、今までは【酸】のトリートメント主体だったのですが、新しく中性~弱アルカリ性領域のトリートメントも出てきた事から、【酸熱トリートメント】→【酸熱系トリートメント】となっていくのではないかと思います。
こちらも先ほどでてきた『経営とサイエンス』内の言葉を引用しているものになります。序盤に記述しましたが、最近の酸熱系トリートメントはほぼ薬剤です。今までのトリートメント感覚では使えません。高い補修効果と持続性の裏には、美容師の『技術力・経験・知識』が不可欠です。そのような事から、新しいジャンルのトリートメントを総称して【5Gトリートメント】と呼んでいます。
これからは、間違いなくこの5Gトリートメントの時代になります。
ですが、そこのトリートメントを扱える美容師さんはおそらく日本にはまだ少ないです。幸いにも僕はそのトリートメントに触れる機会・学ぶ機会が多かったので、まだ至らない点も多々ございますが、5Gトリートメントを使用して多くのお客様に評価をいただいております。
これからも勉強を続けて、お客様の髪の毛をもっと綺麗にできるよう頑張っていきますので、髪の毛を綺麗にしていきたい方は、是非ご来店お待ちしております。
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これは髪質改善を希望されるお客様からよく頂く質問です。今や「髪質改善」のメニューは沢山ありますが、実際に髪質改善とはどういうものなのか?
現役ケアリストが分かりやすく解説していきたいと思います。髪質改善を考えている方は是非ご覧ください。
1、【髪質改善】TVで話題沸騰!マツコ会議で大ブームに! タカアンドトシと指原莉乃がMCを務めるバラエティ特番「気になるお客サマ」(日本テレビ系)の放送の中で、『1回50万円』のトリートメントが紹介されました。
50万円のトリートメント。。。。。 僕も最初聞いた時は耳を疑いました(笑) だって年間10万円美容室にお金を払っているお客様がいるとしたら、単純に5年分ですからね。。1回で。
その50万円のトリートメントは一体何をしているのかは不明なのですが、どうやら京都にある『髪の病院』という会社から認定を受けたサロンが展開している高単価サロンみたです。
そのとき放送された美容室が、髪の病院の展開サロンかどうかは不明ですが、どうやらそのサロンでは水素トリートメントを使用して、髪をキレイにしているとの事。
水素トリートメントに関しては、日本全国各地のサロンで施術されているみたいですが、僕は水素関連はあまり関わらないようにしてるので(笑)今回はスルーします。
2、【髪質改善】とは、そもそも何なのか? 髪質改善とは? まずここからいきましょう。 【髪質改善】or【髪質改善トリートメント】の正体とは?
結論から言えば 『答えは無い』だと僕は思います。 だってそもそも髪質改善の定義が決まってないのですから(笑)
一般的なイメージだと、髪質改善を行うと、髪にツヤがでる、ダメージが無い、手触りが良くなる。そういうイメージが先行しているかと思います。 しかし、2019年6月現在、全国の美容室で行われている【髪質改善】は各サロンでやり方や、使用している薬剤が違うだけです。
その中には、髪に一切負担をかけないトリートメントだけのやり方を【髪質改善】としているサロンもあれば、縮毛矯正で使用するような薬剤をmixしながら髪をキレイに見せて【髪質改善】としているサロンもあるかと思います。
なので以上の事を踏まえると、【髪質改善】だから髪に負担は無い。安心・安全という考えは捨てた方がいいでしょう。
3、髪質改善・縮毛矯正・ストレートパーマの違い こちらも一度整理しておきましょう。 髪質改善 髪質改善は上記したように、これといった決まりはありません。ただ、縮毛矯正やストレートパーマ等と違い、『髪に負担が少ない』『クセはそこまで伸びない』『手触りが良くなる』というのがキーワードでよく上がる事が多い気がします。 縮毛矯正 髪の根元からうねるようなクセを真っすぐなストレートヘアにする技術。髪の毛に対してしっかりストレートアイロンを通して、熱の力を髪に与える作業が必須です。 ストレートパーマ 基本的には、縮毛矯正同様にクセを真っすぐにする技術ですが、縮毛矯正ほどクセが強くない方や、既にウェーブパーマがかかっている髪の毛を真っすぐに戻すやり方も、ストレートパーマという場合もあります。いわゆるパーマ落としですね。ストレートアイロンを通さずに、ブローのみで仕上げる場合もあります。
4、髪質改善って、クセは伸びるの?伸びないの? 髪質改善についてお客様からも質問が多いのですが、こちらに関しても
『クセを伸ばす薬剤をmixしていれば伸びる』 『クセを伸ばす薬剤が入っていなければ伸びない』 です。
後述した『クセを伸ばす薬剤が入っていない』パターンだと、強いクセは真っすぐにならないですが、弱いクセなら多少伸びたり、フワフワした毛が収まりやすくなったりする場合はあります。
このパターンが一番多く使われているのではないでしょうか??ではそれは一体何なのか? それは、【酸熱トリートメント】による効果が大きいと推測されます。
5、髪質改善のキーワードは【酸熱トリートメント】 これからは、髪質改善の「酸熱トリートメント」は美容業界で必ず話題になるワードだと僕は確信しています!
【酸熱トリートメント】とは文字通り、【酸】と【熱】によるトリートメントです。
髪の毛は肌と同じ弱酸性です。小学校の理科で習ったように、酸性の反対はアルカリ性ですよね?髪の毛はこのアルカリによってダメージが進んでしまうんです。 アルカリがなぜダメージを進めるのか?
上の図のように健康な髪の毛の正常なphは4,5~5,5の弱酸性です。
髪の毛はアルカリ性の物に触れたり浸せたりすると、表面の鎧の役割をしているキューティクルという所が開きます。 キューティクルが開くと、髪の毛の栄養分を閉じ込めている扉が開く事になるので、髪の毛の内部の栄養分が流出します。
ちなみにシャンプーでカラーの色落ちが進むというのは、シャンプーの界面活性剤(洗剤)の強さ(洗浄力)も理由としてありますが、そもそも水道水のphが約5,8~8,6で、髪の毛のph4,5~5,5より高いので、キューティクルが開いてカラーの染料が落ちるのは当然ですね。
アルカリがダメージさせるのなら、酸性で守ればいい。 アルカリがダメージの原因となるのは、今となってはお客様でも知っている事実です。あり得ないとは思いますが、もし担当の美容師さんがその事実を知らないのであれば、あなたの髪をどんどん痛めている可能性があります。(場合によってはアルカリ施術が必要な髪質、デザインもあります) 先ほど記述したように髪の毛は弱酸性なので、同じ弱酸性のタイプ(もしくは酸性のタイプ)の薬剤でカラーやパーマを施術してあげればいいのです。これは近頃の美容師業界でも浸透してきている施術方法です。
酸性の薬剤はキューティクルを開かず、むしろキューティクルを引き締めてくれるので、髪の毛の内部にある栄養分はあまり流出しなくて済みます。(ダメージが少ないです) そこで注目されてきているのが酸トリートメントです。
酸トリートメントの種類 今美容師業界で使用されている主要な酸トリートメントは、
1、グリオキシル酸 2、マレイン酸 3、レブリン酸 4、サリチル酸 5、グリコール酸etc…
あげていくとキリがないですが、数多くの種類が存在し、それぞれ役割も違います。ある程度の酸をまとめてジカルボン酸と呼ぶ事もあります。その中でも、髪質改善でよく使用されていて、MINXでも導入されているグリオキシル酸について解説していきます。
グリオキシル酸とは 今髪質改善で一番使用されている薬剤ではないでしょうか。グリオキシル酸はまだ細かい事が分かっていない、謎が多い成分です。
2000年代にブラジルで発祥し、その後欧米で大ヒットした【ブラジリアンブローアウト】(ブラジリアンストレート、ケラチンブローアウト等と呼ばれている事もあります)というメニューが存在します。ブラジリアンブローアウトはその名の通り、外国人のクリクリ・チリチリの髪の毛でもキレイなストレートヘアに出来るという魔法のようなトリートメントです。パーマ液のような還元成分や、アルカリ成分も一切入ってなく、効果も2~3か月は持つ、髪にダメージが無い【トリートメント】として大ブームを巻き起こしたようです。
だがしかし!このトリートメントにはある大問題が一つありまして、仕上がりは申し分ないようなのですが、施術工程の中で髪の毛をブローやアイロンを入れる際に発生する煙の中に、ホルムアルデヒドという人体にかなり有害な煙が発生するようです。
ホルムアルデヒドとは 人体へは、濃度によって粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こす。皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生ずる。ホルムアルデヒドはWHOの下部機関である国際がん研究機関によりグループ1の化学物質に指定され、発癌性があると警告されている。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 こんな有害な物質が美容室に蔓延する事なんて考えただけでも怖いですよね(笑) 海外のサロンでは、窓を全開に開けてやったり、ガスマスクを使用してまで施術してた例もあるみたいです。
何故日本では浸透してないのか? 単純です。国が認めていません。(笑)危ないですからね。(笑) ただ、近年はホルムアルデヒドフリーの商品も発売されているみたいで、それは海外でもスタンダードになってきているみたいですし、日本でも輸入してお客様に施術しているサロンもあるみたいです。
話がそれましたが、 そんな危険な物質に代わって「髪質改善」に使用され、注目されてきているのが、【グリオキシル酸】です。
グリオキシル酸は、髪の毛に塗布して、時間を置いて一度流し、乾かして水分を飛ばす事で、髪の毛の中に新しい結合を作り、乾かしただけでもまとまりやすい髪質になります。
また、酸性の力でキューティクルを閉じる事により、髪の毛にツヤがでて、フワフワ広がりやすい毛質は収まりやすくなり、毛先のザラザラ手触りが悪い部分はツルツルになります。 施術工程の中で、ドライヤーで乾かして、ストレートアイロンで最後に余分な水分を飛ばす事で完結するので、【酸】のトリートメントと【熱】を加える事から、【酸熱トリートメント】と呼ばれるようになりました。
6、髪質改善は、くせ毛or直毛。どちらが効果的? 次は、髪質改善はどういった髪質の方が効果的かお話していきます。
くせ毛or直毛だと、結果が出やすいのは【くせ毛】の方の方が効果を実感しやすく、トリートメントの持続性も長く感じると思います。
それは先ほど記述した、酸熱トリートメントの【グリオキシル酸】が特に関係してきます。
くせ毛は直毛に比べて、髪の毛の断面がきれいな円ではなくて楕円系の形状をしています。 さらにくせ毛は髪の毛が歪んでいる分、表面のキューティクルも剥がれやすく、ザラザラとした手触りの悪さにも繋がってきます。
【グリオキシル酸】の酸の収斂効果で、歪んだキューティクルを引き締めることにより、それらの問題をカバーすることが出来ます。
もちろん直毛の方に効果が無い訳ではありません。 直毛でもキューティクルは引き締まるので、ツルツルとした手触りの良さは実感出来ると思います。
7、MINXの髪質改善メニュー MINXでも様々な髪質改善メニューをご用意しております。
髪質改善クリニックケア 一番スタンダードな髪質改善トリートメントです。 酸熱トリートメントで髪の毛のキューティクルを引き締め、ツヤ感UP・手触り向上効果が期待出来ます。
プラチナ髪質改善 こちらは私盛山が考案したオリジナルメニューです。 あまり詳細はお伝え出来ないのですが、酸熱トリートメント&超抗酸化トリートメントをMIXさせる事により、キューティクルを引き締めてツヤ感を出したり、手触りを向上させるだけではなく、髪の毛の根本的なダメージ補修・エイジングによるダメージの促進を抑制出来ます。
こんな方におすすめ! ・トリートメントの持ちがいつも悪い ・年齢の変化と共に髪質が変わってきて扱いずらい ・髪の毛のボリュームは抑えたいが、縮毛矯正をかけるほどクセは強くない
プラチナ縮毛矯正 こちらは酸性の薬剤を使用して、髪に負担をかけずにクセをしっかり伸ばせる縮毛矯正です。 上記の2つの髪質改善メニューでは対応しきれない、クセの強い方にオススメです。
MINXオフィシャルメニューはこちらから
8、before&after お店の後輩を3ヵ月間かけて髪の毛を綺麗にしました。
先ほど記述したプラチナ髪質改善メニューを毎月1回続けていき、施術前に写真を撮った画像になります。 3カ月続けるとかなり髪の毛の収まりや広がりが改善されている事が画像からお分かり頂けるかと思います。 ↓僕のInstagramアカウントで動画もアップしてます。もし宜しければフォローお願いします。 https://www.instagram.com/p/B16UtvBnIPj/?igshid=jli0ddjdl9em 9、Q&A Q、髪質改善メニューは全く痛まないの? A、薬剤を使用するケースがほとんどだと思いますので、100%痛まないとは言い切れません。 ちゃんと髪質を理解している、髪質改善の薬剤知識がある美容師さんなら安心していいのではないでしょうか。
Q,髪質改善の効果はどれくらい持続する? A,今までにやった事のあるどのトリートメントよりも、髪質改善メニューの効果の持続性は実感できると思います。永久に効果が持続する事は不可能ですが、多い声としては1ヵ月~2ヵ月。人によっては3ヵ月持続したと感じた方もいらっしゃいます。
Q,髪質改善メニューをやった日以降、家で髪の毛にやった方が良い事はありますか? A,特にありません。普段通りに過ごして頂いて構いません。 但し、家での髪の毛の扱いで、健康な髪にも、ボロボロな髪にもなります。正しいケアを毎日継続する事が重要です。
Q,髪質改善はブリーチしてても出来ますか? A,基本的には大丈夫です。ただ、あまりにもダメージが酷い場合だと、1回で効果を実感しずらい場合もあります。複数回継続して髪質改善メニューを施術してダメージがかなり回復した方もいます。
Q,髪質改善トリートメントはカラーと同時施術できますか? A,基本的には可能です。ただ、トリートメント・カラー共に効果は下がります。特にグリオキシル酸との相性が悪く、グリオキシル酸トリートメント→カラーの順番だとトリートメント効果が下がり、カラー→グリオキシル酸トリートメントの順番だと色落ちします。 レブリン酸等のグリオキシル酸以外のトリートメントだと、まだ効果はマシなような気がしますが、カラー施術とは別日にやることを僕はお勧めしています。
Q,髪質改善はパーマをかけている髪にも出来ますか? A,可能です。かなり手触りも良くなります。ただし、パーマの状態、髪質の状態によっては、パーマが落ちたと感じた方もいるので、そこをご了承の上、施術させて頂きます。
Q,髪質改善の時間はどれくらいかかりますか? A,お客様の髪の状態にもよりますが、約2時間前後みていただいております。
10、髪質改善まとめ 髪質改善メニューは以上のように、様々な種類が存在します。僕の考えだと、髪質改善メニューが全てのお客様に必要かというと、そうではないかと思っています。
そのお客様が何に悩んでいるのか? 今の髪の状態がどういう状態なのか? どういう髪になりたいのか?
MINXには髪質改善メニュー以外にも、お客様の髪を綺麗にする為の様々なメニューをご用意しております。お客様としっかりカウンセリングでイメージを共有し、綺麗な髪の毛を一緒に作っていけるよう、更に精進して参りますので、是非一度ご来店いただければと思います。心よりお待ちしております。
MINX店舗一覧
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