髪、乾かしてますか？本当は怖い「濡れたまま寝る」という習慣

お風呂上がりに髪を乾かすのが面倒臭い・・・

髪が長く、毛量が多い女性ほどこの問題に突き当たると思います。時間もなく疲労感の中で１０分もドライヤーを当てる日々にうんざり。。そんな方に、ちょっと怖くも、髪や頭皮の為に知っておくべきことをお話します。

濡れたままで寝ると起こること（ヘア編）
濡れたままで寝ると起こること（頭皮編）
カラーやパーマ、トリートメントも落ちる！！！
髪の毛のために、習慣化してほしいこと

濡れたままで寝ると起こること（ヘア編）

水軟化

髪の毛は濡れているとき「水軟化」という現象が起こります。水軟化によって一時的に髪の毛は脆くデリケートになります。この状態ではキューティクルが剥がれやすくなることもあります。

こうなると、枕との摩擦で髪が一気にダメージを起こし枝毛が増えます。カラーの褪色や、パーマ後は過度のパサつきの原因になってしまいます。

水道水による影響

髪の毛の理想のｐＨは弱酸性です。よくシャンプーで「弱酸性」を謳っているものがありますが、これは髪の毛が健康な状態を保つのに丁度良いｐＨなのです。

例えば、ヘアカラー剤はアルカリ性。ブリーチは強アルカリ性で、アルカリ性に傾くほど髪の毛はダメージを起こします。

では、水道水はどうでしょう？実は、ｐＨ７の中性です。弱酸性よりアルカリに傾いており髪の毛は多少負担を受けます。髪にとって負担となる液体が水道水であれば、当然早めに乾かしてあげる必要があります。ちなみに一度剥がれたキューティクルは二度と返ってきません！ロングの方は特にキューティクルを大切に守らないと、髪質はどんどん悪くなる一方です。

このように、濡れたままでいることは直接的にも髪を傷めてしまうんです。

濡れたままで寝ると起こること（頭皮編）

頭皮常在菌の大繁殖

頭皮常在菌は誰の頭皮にも存在します。通常は必要なものですが、増えすぎると炎症やニオイの原因になります。また酷い場合には痒み、フケなど頭皮環境を悪化させ、それが白髪や抜け毛、細毛へと連鎖していきます。
さらに頭皮常在菌は皮脂膜をエサとし、「過酸化脂質」を生み出します。これはシャンプーでは簡単に落ちませんので、頭皮のニオイがさらに強くなっていきます。

将来的な毛髪への影響

頭皮環境の悪化は、次に生える毛髪を刺激します。よって「白髪の増殖」「抜け毛が増える」「髪が細くなる」「ボリュームがなくなる」など、髪の毛の悩みに繋がってしまいます。３年後の髪の毛を健康に維持するためには、頭皮環境を今から清潔に整えておく必要があります。

カラーやパーマ、トリートメントも落ちる！！！

髪が濡れたままで寝ると、カラーはもちろんパーマ、トリートメントなど美容室で綺麗にしたはずの髪もすっかり変わってしまいます。月に１度エステに行っても、毎日メイクを落とさずに寝るとどうでしょう？もちろん美しい肌は保てず、むしろマイナスに向かってしまうと思います。
美容室は月に１度。残りの３０日を過ごすご自宅でのケアや習慣の方が、美しい髪への近道なのです。

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髪の毛のために、習慣化してほしいこと

①トリートメントを付けて、頭皮も毛先もしっかり乾かした状態で寝る。
②ロングの場合は軽く縛ってから寝る。
③簡単で良いので、ブラシでブローをする。
④もし、濡れたままで３０分以上過ごす場合はタオルを巻く。

日々の過ごし方ひとつで、髪の毛のコンディションは良くも悪くもなります！せっかくなら良くなる習慣を。そうすることで、美容室でのカラーやパーマ、トリートメントは長持ちし、ダメージも少なくなります。

この記事で「ドキッ」とした方は、今日からやってみてはいかがでしょうか☆？